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一 級 建 築 士 の DIY

このブログは業務の一端をと思っていましたがDIYのことだけ更新しています。
DIYは事務所業務と関係ありませんが、私の建築の知識を活用したDIYです。

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11/11/2021

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実物大模型(モックアップ)の製作

地場産杉の6x6x400(㎝)と4.5x6x400を仕入れてきました。
プレカットの工場の機械では細すぎて加工ができないそうなので、DIYで頑張りますw
さらに、作業場がないので車庫で製作します。

とりあえず、マキタのスライド丸ノコを購入したので、なんとかなると思います。
接合部のプランは何通りかあるのですが、一番シンプルなものから始めます!

材料に印をつけて、ざくざく切断していきます。
画像
切断作業が終わり、並べてみました。すでに出来た感がしたのですが、精度が悪く、両端部の斜材が短いのです。また、45度カットした断面が微妙に並行ではありません。ざくざく切断している場合ではなかったのです。

並べてみると美しいかも
斜材上部
右の斜材が少し薄い
接着面積を増やすための補強材
上弦材と下弦材を短い柱に置いてみた
端部斜材 8㎜足りない
なんとなく、いい感じなので、短い端部の斜材は新たに作り直して、接着することにしてみました。
画像
接着剤は屋外使用可能の木工用接着剤

タイトボンド アルティメット

この接着剤は1C㎡あたり200kg以上の接着強度を有するとのことです。
また、耐水性があり、少々の水では強度劣化がないらしい。

ただし、この強度を有効に接合面ごとに伝えるためには、精度と接着面の強度と乾燥までの圧力が必要になります。

そのことも含めモックアップを作り、検証の必要があります。



接着のパターンとしては4つのパターンを試したいのですが、①では不安がおおきいので、②を試してみます。ちなみに、③と④の違いはデザインの違いもありますが、接着面積と木目方向の違いがあります。
①
②
③
④
オープンタイム
オープンタイムとは接着剤や塗料などの材料を塗布してから次の行程に入るまでの時間を言います。
速乾なのは知っていたのですが、オープンタイムが短い! 感覚では10分も無い感じです。
完全な強度発生は一晩はですが、接着面を合わせるのは5分程度で行う必要がありそうです。
上弦材と下弦材に接着剤を塗布していたら、最初に塗布した部分の表面が乾燥していたのには驚きました。
接着が何とか完了したのですが、やはり切断精度に誤差があり、至る所にすき間が生じてしまいました。また、上弦材と下弦材にも若干の反りとねじれがあり組立順序の改良と固定具などの使用が必要かな。
画像
接着面積の不足や精度の低さで不安いっぱいですが、一応、モックアップが完成しました。

一晩おいて、60kgの体重を掛けてみましたが、まったくたわむことがありませんでした。


しかし、このままではダメなので、同じものを造り直します。次は今回の反省を生かして製作過程を見直します。
 ① 厚紙で現寸型紙を作る(本当は現寸型板の方がいいとは思います。)
 ② スライド丸ノコの垂直精度や材料の反り方向などを確認する
 ③ 接着するまでに仮組みして、ある程度固定し、分割して接着作業を行う
 ④ 上弦材と下弦材の外側から接着面を圧迫するようにビスで押さえる
 ⑤ すき間は生じると仮定し、おが屑と接着剤を混ぜたものを充填するか、ひどい場合は部材を取り換える
 ⑥ 接着面の圧迫用のビス穴を接着前に先開けする

 他にも横向きで組み立てるほうが良いかも?レベルの精度は?などいろいろありますが、一足飛びにはうまく出来なさそうですw
 
 ちなみに、ツーバイフォーのラチス梁の工場では横向きに製作します。もし、横向きで製作するなら16人掛けのテーブルのような作業台が必要になるのでDIYではきびしそうですが、次の次ぐらいに考えます。
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