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一 級 建 築 士 の DIY

このブログは業務の一端をと思っていましたがDIYのことだけ更新しています。
DIYは事務所業務と関係ありませんが、私の建築の知識を活用したDIYです。

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カーポート 4

24/1/2022

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接合部強度
昨年の11月中旬から放置していた木製ラチス梁の試験をしました。
現時点では、主に接合部強度が試験のターゲットになります。
画像
資金があれば試験場などに持ち込み試験したいところですが、そうもいかないので肥料を重りに使います。1袋20kgの物を110袋(2.2t)を用意しました。
3.2mの長さの梁に9列11段を積めば多雪地域の1mの積雪荷重と同等になります。

結果は、6段を積み終える瞬間に、バシッ!バシッ!と2回の破断音!
どこどこ??っと、慌てて破断部を探します。近くに寄ってみて両端部だとわかりました。

試験体は2種類あり、三角の補強材を足しているものと無いものです。

どちらも破断は6段目の積み終わりで発生しました。

補強なしのものは、両端の柱際上部の接合部でほぼ同時に破断しました。
補強ありのものは、同じく両端の第1関節の下部接合部でほぼ同時に破断しました。
主な破断の理由は接着面の木割れです。少しずつ割れた形状は違いますが、木目に沿って剥がれたり、割れたりしています。
接着面の木の繊維方向に気を遣えば、もう少し粘れたと思います。結果から見れば予想がついた話なのですが、製作しているときは気づきませんでした。
たわみ

​この試験ではもう一つターゲットがあります。梁中央部のたわみです。
荷重無しから破断までの計測をしています。普通の木の桁梁なら1/150なので21㎜までは試験するといいのですが、不安なので、15㎜までしかたわまない様にストッパー(木を積んでいるだけw)を設けます。15㎜たわめば試験は終了です。
結果的には1段で1.2㎜のペースでたわんでいきました。最終、破断した後でもストッパーまでたわむことはありませんでした。
​
11段積んだらどれだけたわむのか不明なままです。
改良点

​ 1.接着面積のUP
 2.木目の方向を考慮する
 3.ビスを併用する方向で検討する
 4.ラチス材の本数を検討する
 番外.試験用の架台が貧弱w 柱に短い頬杖しかつけておらず肥料袋を積み上げていく最中に揺れますw
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