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一 級 建 築 士 の DIY

このブログは業務の一端をと思っていましたがDIYのことだけ更新しています。
DIYは事務所業務と関係ありませんが、私の建築の知識を活用したDIYです。

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スマートスピーカーの照明制御

20/6/2021

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スマートスピーカーのAmazon「アレクサ」、Google「OK、グーグル」に代表されるスマートスピーカーがかなり普及し、
​日々進歩してきました。
うちの事務所も照明、エアコン、BGMは声で操作できます。詳細を設定するのはスマホを利用します。
また、外出先からスマホを使って操作することもできるので、エアコンを操作できるのはとても便利です。

ただ、このスマホでの操作は2つのアプリを使うか、1つのアプリを使うかで2通りの操作方法があります。

うちの事務所を例に説明すると
 ①パナソニックのエオリアアプリで操作
 ②Amazonのアレクサアプリからエオリアアプリ経由で操作

照明も同じでアレクサアプリで直接操作しているわけではありません。
​さらに、うちはBOSEスマートスピーカーを使っているので、

 BOSEアプリ → アレクサアプリ → 各メーカーアプリ
​
の順で操作していることになります。

なので、外出先からの操作は最短経路となる①のメーカーアプリで操作します。この時は、アレクサは何も介在しません。もちろん、アレクサで操作することもできるし、スマホのアレクサも音声操作が可能です。



操作の指示は、アプリ → インターネット → 無線ルーター → 各機器 の順で伝達されます。
各機器はそれぞれ、Wifi対応となっているため、無線ルーターとつながっています。

ここで、タイトルとなっている照明制御についてです。

照明のON,OFF操作はパナソニックのアドバンスシリーズ「リンクモデル」のスイッチで制御できます。また、市販の後付けスイッチデバイスでも可能です。それぞれは、スイッチがWifi対応となっていて照明器具がWifi対応しているわけではないのです。
例外として、アイリスやフィリップスが照明器具本体や電球自体がWifi対応の機器を発売していますが、すごく限られています。

照明制御でON,OFFが基本ですが、さらに、調光や調色を行うことが出来るイメージです。

住宅設計を進める中で、ここに落とし穴がありました。調光や調色をするためにはライコンという種類のスイッチを使う必要があります。従来のライコンは調光可能の照明器具はほとんど操作できます。そこで、スマートスピーカーに対応させるためにはWifi対応のライコンがアドバンスシリーズの「リンクモデル」にあります。ただ、ここに落とし穴がありました。
大抵の調光可能な照明器具にならロータリー式のライコンが適合するのですが、リンクモデルのライコンは対応照明器具が住宅用の照明器具に限定されてしまうのです。一番の問題は信号線式で調光するベース照明や高光束器具などには使えず、位相制御式での調光可能器具にしか使えず、適応の照明器具はすごく少ないのです。
リンクモデルのライコンは、わかりやすく言うと住宅照明のカタログに掲載されているもので、電源直結する器具に使えますが、それ以外は使えないのです。

「アレクサ、暗くして」とか「アレクサ、明るくして」という操作をするためには、その制約の中で設計する必要があります。

IoT設備の進化はここ数年で劇的な進化をしています。10年ほど前にエアコンが外付けのオプションデバイスでスマホからの操作ができるようになったと記憶しています。今ではほとんどの機種本体がwifi対応になっています。そのうちに、照明も照明器具本体がwifi対応になる日も近いのではないかと思っています。そうなると、リモコンが無くなり、壁のスイッチも見えない場所に集中し、さらに、ブレーカーだけになっていくのではないかと思います。
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