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一 級 建 築 士 の DIY

このブログは業務の一端をと思っていましたがDIYのことだけ更新しています。
DIYは事務所業務と関係ありませんが、私の建築の知識を活用したDIYです。

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農舎のさく井

30/10/2020

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今日は農舎の脇にトイレ用と潅水用の水を確保するために井戸を設置するための、さく井工事に立ち会いました。
この工事は、さく井業者さんに直接依頼していた単独の工事です。

今回のさく井は、やぐらを組んでボーリングを行うものではなく、カチコミと呼ばれる工法です。どちらも打撃により地中に鉄管を打ち込む工法なのですが、大きな違いは、地下水を集める管と出す管が別々か、そうでないかです。カチコミ井戸は一つの管で水を集め、出す簡易的な井戸です。
カチコミ井戸は、先端に円錐の鉄を付けた鉄管を打ち込みます。この鉄管は先端から1m程度までに、多数の小さな穴が開けてあり、この小さな穴から地下水を管内に取り込みます。この鉄管をつぎ足して、5m~10m程度でいい水が出るようになるまで打ち込んでいきます。いい水が出たら、さく井工事の完了です。

今日、立ち会った工事では、8mでいい水が出ました。工事をする前に業者の社長さんには見込みがあり、10mまででいい水脈があるとのことでした。

「この敷地なら、カチコミで行ける。1日で出来る。」

信頼している地元の業者さんなので、なにも心配しないでお任せできました。

■カチコミ作業
2mの40㎜の鉄管をハンドブレーカに専用のアタッチメントを付けて、打撃で挿入していきます。

■地下水の確認と、くみ上げ作業
ホースの先に塩ビ管を取り付けたもので管底まで水を送り、地下水を管先からオーバーフローさせて、地下水の様子を確認します。地中6mの時は金気が強くて臭い水でしたので、さらに2m足して、8mで清水が出ました。
エアーコンプレッサーで管内洗浄後、ポンプを取付けて、地下水のくみ上げです。

■くみ上げ作業
くみ上げ始めて5分ほどで清水になりました。きれいな水です。
30秒後
2分後
5分後

ちなみに

「さく井」は「さくせい」
「さく泉」は「さくせん」

どちらも一緒の意味だと思うのですが、どちらの単語も使います。私はどちらの漢字でも「さくせん」って言ってしまうのですが、公にはさく井工事が主流となっています。
しかし、私は「さく井設備」って書いてあっても、読むときは「さくせん」や「さくい」と言っています。
「さくせい」と言っても??となる人が多いのではと思うし、癖で、「さくせん」と言っています。私だけなのか、地域がらなのか、全国的にそうなのかは分かりません...。
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