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一 級 建 築 士 の DIY

このブログは業務の一端をと思っていましたがDIYのことだけ更新しています。
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農舎の地質調査

8/7/2020

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農舎のボーリング調査

農舎の地質調査を行いました。結果は良好と言えるもので、おおよそ1.6mの深さで砂礫層に当たりました。
砂礫層は1.6m~7.9mまで確認し、本日の調査は終了です。今回の農舎建築では十分な地層であることが確認できたので、明日朝には撤収します。予定としては10mのボーリングと液状化の試験を予定していましたが、液状化の試験も必要ありません。

この砂礫層は、N値が45~60で、良好な地盤だと言えます。
​目的とする農舎の重量は軽いので、基礎は直接基礎とすることが決定です。
(ほっとしました。)
ボーリング写真
ボーリングの現場

地質調査はボーリング調査がおすすめ

地質(ボーリング)調査は確実な基礎工事に必要な作業です。

 地面の中はいろんな種類の土や石で構成されていますが、時にはそれ以外のものがあります。地中が空洞で水で満たされていたり、枯れた植物が堆積していたり、何億年も前からいろいろな出来事があった証拠が残されています。たまに、ボーリング調査での地質標本には興味深いものが含まれることがあるのです。

 話を戻しますが、地面の中の状態を把握し、竣工後の建物が健全な状態を保つためにどんな工事が必要か?ということを決めます。この作業をケチると、地盤沈下を起こして建物にクラック(ひび割れ)が発生したり、建物自体が傾いたりすることがあります。
 また、ボーリング調査は基礎工事のコストを適正化させることができます。例えば、地盤改良を行う時は、土質の種類により地盤改良の固化材の種類や量を決めます。地耐力だけでは過大に固化材を投入する設計をしたり、不足したりします。

 今回の地質調査ではなく、地盤調査があります。地盤調査にはいくつかの種類がありますが、主には地耐力だけを判定するだけのものです。この方法では、液状化の検討はできなかったり、圧密沈下を予見できなかったりします。その地盤調査よりは高くつきますが、ボーリング調査は地面の地質サンプルを取り、かつ、標準貫入試験を行います。(標準貫入試験はおおよそ1mの深さ毎に挿入した鉄管をおもりで打撃して、その沈み具合でN値を出します。N値は地盤の強度を示す値で、地耐力を算出するために必要な数値です。)
さらにその結果は、恒久的なものなので、1度行えば何度でも使うことができ、未来を考えればお買い得なものとなります。
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