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一 級 建 築 士 の DIY

このブログは業務の一端をと思っていましたがDIYのことだけ更新しています。
DIYは事務所業務と関係ありませんが、私の建築の知識を活用したDIYです。

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14/3/2022

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荷重をかけての実験 その2

2回目のラチス梁の積載実験をしました。

試験体は2体です。
 1.接合部をビスと接着剤の併用したもの
 2.接合部を凸凹に加工して接着面積を増加させたもの

実験方法は基本的には前回と同じく肥料袋を重りに使います。ただ、いろいろと改善しました。
一例ですが、肥料を積み上げ、高くなるにつれ大変なので、無駄に長かった柱を短くしました。

​まず、1体目です。
6段積んだ時点で、パキッと前回と同じく端部が破断しているのですが、前回とは違い圧縮材の変形が原因なのかもしれません。
ただ、たわみ量は許容範囲内なので実験継続します。

6段目から異常はなく10段目まで積みました。1段積むごとに中央のたわみ量が0.5~1㎜づつ下っていたのですが、10段積んだ状態でパキッと音がして一気に5㎜以上沈み込みました。

結局破断した個所は右側の6段目に破断した部分がさらに口を開いた感じでした。
前回は両端がほぼ同時に端部が破断したのですが、今回は片側のみの破断でした。

あと1段で目標達成だったので残念でした。
画像

次は、2体目です。
結果は9段目でバキッと両端で聞こえました。教科書とおりの変形です。
端部の縦材と端部の圧縮材がずれていました。​

1体目よりも積んだ段数は1段少ない状態ですが、1体目よりも安定しているように感じます。

端部の縦材・圧縮材・下弦材の接合方法に問題がありました。端部の斜材は圧縮材で縦材が引張材になることを考慮していなかった設計ミスです。この部分にも凸凹加工を施し、接着力を増す必要がありました。

たわみ量も1段積むごとに0.5㎜ずつと安定していたのですが、9段積み終えた後に、バキッと一気に10㎜程度たわみました。
画像

凸凹加工の接着力が実感できたので、この接合方法を基本に設計をやり直して、再度実験をしてみたいと思います。
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