構想から3年以上のカーポートが完成しました。 コンクリートの打設と板金(折板葺きと外壁張)はプロにお願いしましたが、 他の作業はほとんどを私一人(たまに子供のお手伝い)のDIYで完成できました。 〔 概 要 〕 構造:木造平屋建て 規模:間口3mx5スパン 奥行5.9m 床面積88.5㎡ 屋根:88ルーフ t=0.6mm 外壁:角8波GL鋼板 t=0.35mm(裏張GB12.5+内張GB9.5) DIYなので建て方などの作業を一人で出来るように設計しました。
例えばスパン3mの梁なら普通は30kg程度になりますが、小断面トラスにすることで15kg未満なので 片手で持ち上げて組み上げられます。 ただ、設計時の想定より工期がかかりすぎて、竣工予定を4カ月以上の遅れましたw なんとか、完成してホッとしています。 まだ、既存車庫の解体と外構工事が残っていますが、いづれも専門業者にお願いします。
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外壁の下地が完成したので、プラスターボード、防水シート、八波のカラー鉄板を張ります。 鉄板張りは屋根に引き続き板金屋さんにお願いしました。 軒樋も付きました。
いままで折板用軒樋はグレーのものと決めつけていたし、見たことが無かったのですが、 ブラックがあるそうで、ブラックにしてもらいました。 グレーとブラックは同じ値段だそうで、得した気分です。かっこいい 屋根が葺けたので外壁を張ります。
隣地境界線と道路中心線から延焼ラインがかかるので、外壁は防火構造にする必要があるので 鉄板張りだけではだめなので、プラスターボードの下地張りと内張が必要になります。 外壁は胴縁(胴桟)に一工夫を凝らして、内胴縁にします。 間柱に欠込み(かきこみ)を入れて胴縁を格子組に組んで安定させます。このひと手間で壁はすごく強くなります。 ただ、このひと手間はすごく時間がかかりますw めっきり寒くなってきた。予定では秋には完成するはずだった。 やっとですが、木材の加工がほぼほぼできたので、建て方をしていきます。 建て方、、、棟上げともいいますが、普通はクレーンなどの重機を使いますが、 重い木材は無いので脚立のみで1人で組み立てていきます。 まずは、大工ではない素人の木材加工なので、各部材の確認をしたいので、1スパンだけ組み上げます。 なんとか、図面のとおり出来そうです。 板金屋さんに屋根の施工をお願いしているので、屋根ふきの日程に合わせて組み上げていきます。 全部を組み上げるまでに、天気都合もあり、タイトフレームを取付けに来られましたw 組めてない部分や、金物の取付が終わっていませんでしたが、なんとかタイトフレームを取付け始めていただけました。 まだ、金物はついてないですが、翌日には折板を葺いていただきました。 タイトフレームを取付けるための墨出しと1.5列のタイトフレーム取付を半日、翌日午前中に残りの2.5列のタイトフレームを取付、午後には葺き上がりました。さすがプロの仕事は早いw
ケラバ包みや化粧フレームは後日取付けてもらいます。 U字溝と樋排水のためのVU配管を敷設しました。 U字溝はKで、グレーチングはAで、会所桝とモルタルはDで、それぞれ購入先を変えました。 グレーチングがきっかけで、ホームセンター4軒を調べたのですが、外構資材は価格差が激しいことが分かりました。 その価格差はグレーチングが2倍、U字溝が1.5倍でした。油断大敵 建材屋さんで購入したほうがいいのですが、そんなに数量がないのでホームセンターで購入することにしたのですが、在庫しておくコストが高いのか?理由は判りませんが高すぎな値段設定でびっくりです。 ちなみに、一般の工事では見たことのない規格外のU字溝も売っているお店もあって勉強になりました。 こコンクリートの養生期間が終わり、型枠の解体をしました。 打ちあがりは多少の気泡が残っています、、、、。 この気泡が残ったのは型枠が弱すぎてコンクリート打設時の突き固めが不足したためです。バイブや木槌でのエア抜きをしようとすると杉板12㎜の型枠が膨らんで来て大変でしたw ともあれ、基礎と土間は完成です。浮造りの杉型枠の風合いも程よく表れています。 杉板型枠は浮造り強めからほぼ素地の4通りに加工したので、脱型が楽しみでした。
結果はほぼ素地が予想通り。弱めと普通がいい感じで、強めは手間がかかった割にその成果は微妙です。 バイブをしっかりかけられたら結果は違っていたかもですが、弱めがいちばんきれいに仕上がりました。 土間も打てたので以前から注文していた木材を搬入してもらいました。 4tトラックで搬入していただいたのですが、1台目を下ろした後に、もう1台来ることが分かってびっくり。
自分で注文したのですが、思いのほか量が多い、、、コツコツと加工していきます。 基礎立上りと土間のコンクリートを打設します。 土間と立上りを分けてコンクリートを打設することが一般的になっていますが、コンクリートの打ち継ぎは少ないに越したことはありません。型枠やコンクリート打設には手間が多くなりますが、その分の価値は十二分にあります。 コンクリート打設は失敗が許されませんので、DIYはやめてプロにお願いします。 打設は午前中に完了し、土間コンの押さえまで3時頃には完了しました。暑い日で土間コンのコテ押えは早めに行うことが出来ました。打設風景も撮影したかったのですが、型枠のゆがみ補正や補強にバタバタ走り回ってそれどころではありませんでした。
杉板型枠をけっちって12㎜の杉板を使い、桟も細いものを@500にしか設置せず、天端の桟も無しにしたのがだめでした。壁なら杉板型枠は合板を下地にしますが、立上りなのでギリ何とかなると思いましたが、結局天端繋ぎの桟を打設中に倍の数量に増量しました。結局はなんとかなったのですが、コン打設は止められないので時間勝負でへとへとになりました。 基礎立上りの外側型枠を建て込み、鉄筋を組んでいきます。 まずは、鉄筋の加工からスタート。夏休みなので、次男の時給ありのお手伝いをしてもらいます。 鉄筋の加工図を作成して、切断位置と曲げ位置をマーキングして、切断、切断、切断、曲げ、曲げ、曲げの繰り返し 加工が終わったら、並べて結束線で結束していきます。 カーポートの型枠を製作します。必要なのは基礎型枠です。 普通ならコンパネもしくは金属型枠を使うところですが、昔から使いたかった杉板の型枠にします。 ただ、単に杉板の型枠ではなく、浮造り加工をしたものを使いたい。 そこで、浮造りの杉板を作るための方法を調べました。もともとの知識では焼き杉板を作り、炭になった部分を取り除く方法と薬品で柔らかい部分をふやかして取り除く方法です。 前者は最もメジャーな方法かと思いますが、後者は20年ほど前の新建築に載っていた杉板浮造りのコンクリート打放仕上げの型枠製作の記事で知っているだけです。浮造り型枠を製作する会社もありますが、高価なものとなってします。 焼き杉板を作ろうかと思っていたところ、あまり乾燥していない板ならホイールサンダーで浮造りがしやすいことを知りました。 ということで、ホイールサンダーをメルカリで購入して、未乾燥の杉板の表面を削ります。 杉板の浮造り板が出来たら型枠にするために、枠に板を釘で打ちつけパネルにしていきます。すき間をなるべく作らないようにガチガチにパイプクランプで締付ながら釘打ちします。パネルが出来たら剥離剤を塗布しておきます。
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