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土壁の外部側に1液タイプの硬質ウレタンフォームを吹き付け、杉板を復旧しました。
効果を検証するために、壁の一部を土壁のすき間のみ充填としました。 外壁断熱とすき間風防止のためにDIYで外壁改修中 問題は土壁(真壁)を残しての改修です。 土壁は安定しているのですが、吹付硬質ウレタンフォームがうまく発泡しません。 そこで、土壁の表面の強化と接着力増強のためにアクリルプライマーを噴霧します。 何かいいものはないかと、DCM(旧カーマ)に行くとアク止め材がありました。水性で土壁表面との付着は問題ないと思われ、コーティング出来ると思います。シャバシャバの接着剤を吹き付ける感じです。細かな土の粒子も固めてくれることでしょう。
水で希釈して格安の噴霧器でたっぷり土壁に吹き付けます。 乾燥したら土壁表面に光沢が出ました。触った感じですが、表面硬度も上がりました。良さそうです。 2020年の11月に天井断熱(BLOG「天井断熱改修」)をしました。 今度は、外壁の断熱です。 外壁は土壁の上に杉板を張っています。杉板をはがすと、土壁が見えます。 土壁はとても安定していますが、柱との隙間は3㎜~15㎜ほどあります。 断熱よりも気密が大問題です。 土壁と胴縁の間は15㎜~35㎜とかなりの不陸があります。想定内です。 不陸が少なければ発泡ウレタン(スタイロフォームなど)を使うのですが、今回は吹付ウレタンフォームを使います。 土壁の隙間にもウレタンを充填します。 現場吹付の硬質ウレタンフォームは2液混合と1液のタイプがあります。 DIYでお手頃なのがスプレー缶の1液タイプです。 お手軽ですが、施工はとても難しいものですが、挑戦したいと思います。 寒いので50℃のお湯でスプレー缶を温めて使います。
胴縁にはクラフトテープを貼り付けて、養生します。 試しに1スパンのみにウレタンを吹いてみました。 予想していたのですが、土壁の表面に直吹きしたら、発泡しにくく、液状に戻ってしまいます。外気温が15℃程度なのも問題ですが、土壁の表面に発泡を阻害する原因があると思われます。 土壁の表面処理を行いたいと思います。 昨年に製作した日よけルーバーが白木のままでしたので、塗装したいと思います。 水性木材塗料を3回塗りしたいと思います。 既に1年近く経過したので、表裏が日焼けで色が違います。また、少し痩せました。 1.ウエスで木肌を磨く感じで、土埃などの付着物を取っていきます。 2.薄く1回目を刷毛で塗装します。1回目は吸い込みも激しいので手早く1面を塗装します。 3.この気温なので、30分ごとに裏返し、反対面も1回目 4.2回目、吸い込みが減るのでササッと 5.3回目、色むらが激しいところをごまかしながら仕上です。 いったん分解したので、もう一度、ワイヤーで吊りなおして、完成です。 暑い日が続きそうなので、西日よけのルーバーは必須です。 1年前に完成した、ルーバー塗装が完了し、再度組立てました。先日、事務所にお客さんが来た時に、事務所の看板に気づかれず、素通りされていました。
DIYで製作した看板なのでしょうがないけど、改善が必要かなと。。。。とは思いますが、 当面の間は、このままで維持して様子を見ようと思います。 ご訪問いただく方は、少ないのですが、ご不便をおかけしたら申し訳ございません。 冬になり、当事務所のエアコンの消費電力を抑えるために、8畳と4畳の和室に新しい建具を設けて、8畳だけを暖房することにしました。元々はふすまだったのですが、ガラスの框戸に変更します。 建具を新調するのが一番ですが、60年前の古い框戸があったので、加工して使用します。 ガラスを外す ↓ サンダーで研磨して汚れた部分を削る ↓ 下部を切断し、縦寸法を合わせる。 ↓ トリマーで30㎜の建具を、20㎜の敷居溝に合うように削る ↓ ガラスを元に戻す 途中でガラスを1枚割ってしまいました。代わりにビニールを張って設置しました。 まだ、微調整と割れたガラスを直さないとだめですが、当面この状態で使います。 幅は調整できないので10cmオーバーサイズですが、お金がたまったら、新調したいと思います。
10月17日のつづきになります。 少し、バタついていたので1か月が経過しているのですが、本日、天井断熱に着手します。 天井板は踏めないし、梁を避けながらなので、スパイダーマンのような体勢で敷き込みとなり、かなりハードなストレッチでした。さらに、今日は11月にも関わらず、9月下旬の陽気だったので、大汗をかきながらの作業となりました。 断熱材は「白いやつ」です! 旭ファイバーグラスの高性能グラスウールです。普通のグラスウールは黄色やベージュなのですが、これは真っ白です。 アクリアネクストの105㎜です。本当はアクリアなら、アクリアマットaという商品がよかったのですが、在庫がなく、今日施工したかったのでネクストを使います。 今回使う断熱材はR2.8ですが、アクリアマットaはR4.6です。熱抵抗値Rが倍なのです。値段も倍になりますけどね。 DIYでなく、大工さんに頼むなら、手間は似たようなものなので、性能の高いものを選びたいところです。 今回はDIYですし、断熱の無い状態からの機能向上としてはコスパ十分です。 天井裏には30㎝角の点検口しかないので、隣接する板の釘を抜き、グラスウールの搬入口を確保します。ちなみに、点検口は板の上に重りを置いてあるもので、天井張最後に大工さんが出てくるために作ってあります。 10cmの布団をきれいに部屋一面に敷く感じです。この上で寝ころぶとフカフカだし、すぐに熱くなります。ハイジの山小屋の干し草やわらのベッドのように、シーツをかぶせれば気持ちよさそうです。
昔のアルプスの山小屋の断熱材はウールや、わらを使っていたので、ハイジは保温性の高いベッドで寝ていたのです。ただし、一晩寝ると体からの汗(湿気)で、干し草とわらは発酵してしまうので、毎日入れ替えする必要があります。 グラスウールは発酵しませんが、水分を含みやすく、水分を含むと断熱性能が低下します。さら、カビの温床となる可能性もあるので、室内からの湿気を断熱材に吸わせないように、防湿シート側を室内に向け、隙間なく敷き詰めていきます。 20畳分の作業でしたが、15時に仕入れて18時には作業完了です。今までのDIYで最も簡単だったかもw この作業で、床と天井の断熱は完了しました。残る断熱改修は、壁と建具です。壁も建具も隙間だらけだし、気密改修するだけでも効果はありますが、費用面でハードル高いですw 今日は寒い日となりました。事務所は床のみの断熱で壁、天井、建具は全く断熱できていませんので、外気温がダイレクトで影響します。そこで、天井断熱を施すための調査で天井裏を覗いてみました。 天井は竿縁天井です。天井板と竿縁を組み合わせて構成しています。天井板は板の長手方向で少しだけ重ねて、重ね代をイナゴと呼ばれるクサビで留めてあります。 初めて知ったのですが、事務所の天井は竹イナゴでした。最近は金属製のイナゴを販売しているので、竹イナゴや木イナゴは少なくなってきました。そもそも、竿縁天井を造ることも少ないのですが...。 予想していた通り、天井裏には断熱のだの字もない。 断熱について整理すると
1.天井はいた板1枚のみで、天井裏は冬は外気温で、夏は外気よりも熱いような状態。 2.壁は土壁で、隙間だらけで気密も断熱もほぼ無し。 3.床はスタイロ3種40㎜を2重にして、断熱◎ 4.建具は木製建具と木の雨戸で、気密や断熱という概念はないようなもの。 そこで、冬を迎える前に天井だけでもDIYで断熱したいと思います。 グラスウールを敷き込むだけです。 心配なことは、天井板を踏み抜かないか?それだけです。 |