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一 級 建 築 士 の DIY

このブログは業務の一端をと思っていましたがDIYのことだけ更新しています。
DIYは事務所業務と関係ありませんが、私の建築の知識を活用したDIYです。

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エコキュート

19/11/2022

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新しいエコキュートが我が家に取り付けられました。

新しい機種はフルオートと呼ばれる機種で、以前もフルオートなので基本機能は一緒です。
とは言え、15年前の物からは性能が向上しています。

見た目では、タンクや室外機は同じように見えますが、リモコンが進化しています。

お風呂のリモコンには人感センサーがあり、お風呂に入るとリモコンの液晶のバックライトが点灯したり、
無駄な追い炊きをしないようになっています。

もっとも向上したのが省エネ性能で、賢くなっています。
古いキッチンのリモコン
新しいキッチンのリモコン
古いお風呂のリモコン
新しいお風呂のリモコン
特に僕が気に入っているのが、パナソニックのエコキュートのタンクは真空断熱材仕様になったことです。
真空断熱材は発泡樹脂系の断熱材とは別物で、空気やガスを使用しないことで熱を伝えない。

発泡樹脂やグラスウールはガスや空気を多く含み熱の移動を緩やかにするイメージで、真空断熱は熱を止めるイメージです。
最大の違いは断熱材の厚みの違いです。高性能ウレタンフォーム50㎜の断熱性能を、5㎜程度の真空断熱シートが実現します。
パナソニックのエコキュートのタンクもこのシートで包まれているようですので、他のメーカーよりも小さく出来ています。


真空断熱シート
以前より真空断熱シートには期待していて、いずれは建物全体に使えるように一般化しないかと思っています。
身近なところでは、冷蔵庫や釣り具メーカーの高級クーラーボックスにも使用されています。

最近では住宅性能の重要なファクターとして断熱性能が注目されています。高性能断熱住宅では屋根面のグラスウールの厚みは200㎜を超えます。真空断熱シートであれば10~20㎜で同程度の断熱性能を実現します。

現在では床や壁パネルに真空断熱シートを仕込んでいる建材がありますが、内装仕上げ材として各部屋ごとの断熱を行うものです。
ただ、真空断熱シートは釘やビスでシートに穴が開けば、シート内に空気が入り断熱シートは紙程度の断熱性能になってしまいます。さらに、熱橋(熱を伝える部分)を無くすためにはシートを重ねる必要があります。他にも技術的な問題点が多くあり、一般的な断熱材として流通せず、工業製品にのみに使用されているのが現状です。
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